季節の行事としきたりについて

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七月

お中元……

夏のお中元は、日頃お世話になっている方に、感謝の気持ちを込めて贈るものです。
贈る時期は七月のはじめから十五日頃までが一般的です。この時期を過ぎたら「
暑中御見舞」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞」として贈ります。

夏祭り………

夏も盛りの暑さをものともせず、七月から八月の間に各地で行われるのが夏祭りです。
中でも有名なのが、京都八坂神社の祇園祭。
日本三大祭りにも数えられる七月一日からほぼ1ヶ月の間続く盛大な夏祭りです。
春や秋は農村の祭りであるのに対し、夏祭りは都市型の祭りといえます。
人口が多い都市でも疫病などが流行する危険な季節で、そうした人に害をなす悪霊を鎮めるために行われるのが夏祭りです。
そのため夏祭りは水によって穢れを清める行事が多く行われます。

花火大会………

もともとは軍事用の狼煙(のろし)として、中国で生まれヨーロッパを経由して日本に伝えられました。
日本で、初めて花火が打ち上げられたのは慶長18年1613年、江戸城でのことで、徳川家康もこれを見物したそうです。
江戸庶民も花火を楽しむようになったのは、そのほぼ百年後。享保十八年、1733年隅田川の川開きの際、前年のききんと疫病による死者の慰霊と悪霊退散祈願のため、水神祭が開かれ、そこで打ち上げられた献上花火がはじまりと言われています。

八月

お盆………

お盆は正式には「盂蘭盆会」「精霊会」といい、先祖の霊を我が家に迎え、供養する行事が行われます。
お盆のしきたりは、各地によって様々なものがあります。一般的には十三日の朝
盆花やお供えを供える盆棚を設け、その夕方に迎え火を炊いて先祖の霊を迎えます。十四日か十五日には僧侶を招いてお経をあげてもらいます。
そして十六日に送り火を炊いて先祖の霊を送ります。
送り火の代わりに、盆棚の飾りものやお供えを船に乗せて川や海に流す「精霊流し」を行う地域もあります。

五山送り火……

京都のお盆の最大の見所といえば、「大文字焼き」の名で全国に知られる五山の
送り火です。その起源は古く、室町時代から続くと言われています。弘法大師空海が、疫病退散を願い如意ケ嶽山腹に「大」の形に護摩壇を設けて行をしたことに由来すると言われています。炎上時間は約30分。
その間は送り火を眺めて
悪鬼退散を願うのが習わしです。
「大文字」東山の如意ケ嶽にて20時点火。
大の字の第1画めの長さは80m。2画めは160m
3角めは120m。
「妙法」妙は松ヶ崎西山にて、法は松ヶ崎東山にて20時5分点火。
「船形」舟形万燈籠は、西加茂、明見山にて20時10分に点火。
「左大文字」舟形と同時に、北山にて20時15分に点火。
「鳥居形」最後に、北嵯峨の水尾山にて20時20分点火。

九月