色彩B     きれいな色のバランス比



時々、講習会やレッスンの時に
お話しをしたこともありますので、
聴いた方もたくさんいらっしゃるかと
思います。とても興味深い統計なので
再度お話ししようと思います。


ちょっと難しい質問ですが…
「人間の五感覚から受ける情報の割合」です。
聞き慣れないのでどういうこと?
と思うでしょう

つまり何かを見た時、目から、あるいは
耳からなど五感から受ける情報を
100%とした時、それぞれ以下は
?%だと思いますか?

視覚(目から受ける情報量の割合)?%
聴覚(耳から 同上   )?
触覚(手から 同上   )?
嗅覚(鼻から 同上   )?
味覚(舌から 同上   )?
________________________________…
                             100%

例えばシャンプーを買う時、実際に使えない
から見ただけで判断し、購入するときは
目からの情報ですよね!
またフレグランスとか芳香剤を買う時は
サンプルの匂いをかいだり、商品を
見たりして購入を決めますよね
つまり、良し悪しとか好き嫌いとかは
五感によって決めている訳です。



この解答は…
視覚87% 聴覚7% 触覚3% 嗅覚2% 味覚1%と
信じられないような数字が並びます

なんと見ただけでおよそ80%以上判断して
いると言うことになるんですね。

ですから、私たちがラッピングをして
差し上げる時もこの統計を当てはめれば
見た瞬間に好きとか嫌いとか
判断されてしまう…と言うことなんですよね。

きれい、素敵!と思ってくれた人は
見ただけで80%以上好ましいと感じ、
逆にあまり好きじゃない!と思うのも
同じように80%以上の割合で感じてしまう訳です。

ほんとうにびっくりしてしまうし、ある意味
怖いような気がしますよね。




そこで覚えておくととても便利な
「きれいに見えるバランス比」という
「魔法のルール」があるので紹介したいと思います

それは配色の割合、つまりバランスです。

ベースカラー   70%
アソートカラー  25%
アクセントカラー 5%
_________________________
                               100%


ラッピングに限らずきれいなものを見ると
ほんとうに感動、感激しますよね!
思わず「きれい!」「素敵!」って
叫んでしまいそうです


もちろんきれいと感じるのにも
個人的に「好き・嫌い」があるので
全ての人が同じように反応する事は
なかなか難しいことかもしれません。

しかし、この割合を活用して配色すると
およその方が好ましいと感じてくれる
訳です。

例えば、サラダをイメージしてください。
レタスやきゅうり、キャベツなどグリーンの
野菜が70%、赤いトマトやハムが25%、最後に
黄色のゆで卵が5%………
いかがでしょう?美味しそうですよね。


私たちがレッスンしているラッピングは
特にファーストインプレッション…
第一印象がとても大切で、見た目で
評価されることは避けられません。

相手の方の好みがわかっていても
それをいざ!表現するとなると
なかなか難しいもの。

しかし、上記の割合を参考に工夫することに
より誰でも簡単に美しいバランスで
見た目をきれいにすることができるのです。
ぜひ活用してみてくださいね。


大切なことは5%
つまり、アクセントは多くしてはダメ!
1点に絞りこむこと。
そして、
このアクセントを基準に全体のイメージや
配色を決めていくことです。
そうすれば、イメージや彩りがまとまり
アクセントの効いた素敵な作品に仕上げる
ことが出来ます。♡♡♡

このバランスはもちろんラッピングだけでなく
いろいろな場面で活用されてますので
素敵!と思うものに出会ったら、ぜひ
観察し、また活用してみてくださいね。


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