色彩D        簡単に出来る配色のコツ



このページでは、具体的に配色の方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

◯包装紙とリボンの配色
◯ペーパーバッグ(紙袋)とリボンの配色
◯既成ボックスにリボンをかけたい時 など

A.同じ色の濃淡を使う

例えば包装紙を下記のような薄いブルーの時は
リボンも同様にブルーの少し濃いめリボンに
する、というように色味をあまり変えずに
配色する方法です。
もっともシンプルで失敗も少なく、誰でもが
好感を持つ安定した配色です。
ともすれば平凡に見えるので、リボンの巾や
素材の選び方、また結び方にひと工夫が必要です。
写真の例ではリボンの端にピコット加工した
ものを使用しています。

B. 包装紙に使われている色を使う

具体的には、包装紙に使われている色の中から1色選びリボンの色に使用する方法です。

この方法も良く使われており、見栄えが良く
安定した配色効果が期待できます。
包装紙の柄のイメージが強いですから、
リボンの素材もテイストを揃えることが
ポイントです。

写真では葉の色のグリーンをリボンの色に
使うことで、包装紙の花柄が一層美しく
見栄えの良い配色になりました。

C. 包装紙の色の反対の色味を使う

簡単なようで、実は難しい配色の方法です。
色彩では反対配色とは言わず、対象とか、補色と言った配色になりその方法も決まっています。
反対の色味を選ぶ時は「色相環」を用いて決めましょう。

際立ちが強くはっきりするので見栄えは良いですが、使用する量によっては好感度が低くなります。包装紙の紙質やイメージに合わせて、リボンの素材や巾を工夫するときれいです。

D. 近い色を使う

色彩では、類似(類似)と呼ばれている配色で、やはりルールがあります。
色相環を用いて色を選ぶと失敗がありません。
写真の例では次の3例をあげてみました。
①包装紙とリボン
②2本使用したリボン
③商品の色とリボン

さらにグレードアップしたい時


ワンポイントアドバイス
配色で無視出来ないのが「柄」です。
包装紙には複雑に見えて実はちゃんと
計算されたデザインが多く、多色配色も
包装紙を参考に選ぶと簡単です。


① 包装紙が柄の場合、リボンは無地に!

柄の中から1色選びましょう。
また、選んだ色の濃淡をリボンに使い
2本使用するとさらにグレードアップが
期待できます。



② 包装紙が無地の場合

リボンに特徴のあるもの、または柄を
使用すると素敵です。
配色は先の例を参考に選びましょう



③ 季節感を象徴する色を使う

「春」なら芽吹いた新芽に、淡い花の色
パステルグリーン、ピンク、イエロー
などで春らしさが表現できます。
(写真例、ペーパーバッグ)
バレンタインカラー
(写真例、柄の包装紙に無地のリボン)
母の日、父の日なども参考になるでしょう。


また「夏」はなんと言ってもブルーに
水色、また白、太陽の赤、ひまわりの
黄色もアクセントになります。
(写真例、ボトル、白の透かし柄使用
、水色無地箱に紺地柄リボン)


「秋」におすすめしたいのが
ブラウン、紅葉の赤、そして抹茶の
ダークグリーンなど。
また最近欠かせないのが「ハロウィーン!」
オレンジ、黒、紫の定番カラーに
最近ではピンク、黄色、明るい緑なども
使用されるデザインも見かけます。
街を歩いて参考にしましょう。


冬の象徴は「クリスマス」
赤と緑は定番です。さらにこの季節
ならでは、金や銀色をたくさん使える
のもシーズンならではです。
(写真例、赤&緑、オーナメントに
ゴールド使用)


①の例 他にピンク、オレンジ、グリーンのリボンも合います。またこれらの濃淡でも素敵になります。

②の例
ここでは黒地に金色の文字入りリボンが全体を引き締め更にアクセントになっています。

③の例
クリスマス色をリボンのエッジに使ったデザインがプレゼントをグレードアップしてくれます。
さらに下記のような色使いで季節感を出すことが出来ます。