江戸時代とラッピングのルーツ

2025年01月30日 00:33

皆さんこんばんは!
お疲れ様です。

久しぶりに入谷まで
打ち合わせに行って
きました。

今日はNPOの今季
活動企画のプランを
まとめる会議でしたが
やはり……
さすがに活動拠点が
浅草だけあって、
べらぼう‼️関連の
企画が次々打ち出され
ました。

2月からは大河ドラマ
館もオープンし、
浅草界隈は、益々
活気に溢れた人気
スポットになり
そうですね。


しかし、江戸時代と
いうのは本当に
面白いです!

さて………
ラッピングも江戸
時代と関連がある!
と、言ったら
びっくりしますか?


そもそもラッピング
って、日本では
いつ頃からやって
いたか?
興味深いですよね!


名前こそラッピング
は確かに戦後のこと
なのですが……

言葉を変えて
包み結びの文化と
なると、実に長い
歴史をたどることに
なります。

包み結びの技法は
折形(おりかた)と
言われ、そのルーツ

なんと室町時代まで
さかのぼり650年
もの
歴史があります。


当時贈答文化は
身分や位の高い人たち
だけの間で行われ、
一般の人たちに普及
していくのが
江戸時代になって
からなんですね。

それには訳があって
それまでは、包み
結び等の技法は口伝
のみで継承されて
きて、文献を著す
ことは厳しく禁じられていました。


しかしその技法は
江戸時代になり
書物となって広く
一般に流布して
いくことになります。

話せばとても長く
また専門的になる
のですが、今日は
簡単に……

高家と言われる
格式の高い家柄
吉良家、今川家、
品川家、小田家、
伊勢家、小笠原家
などが、代々
室町~
江戸幕府の儀式や
儀礼、接待等その
大切で重要な
役割を担っていました。
昨年末一度触れたと
思います。


その伊勢家の
伊勢貞丈という方が
(伊勢流有職故実
研究家)
先祖代々から引き
継いできた数々の
技法や資料をまとめ
書物にしたのですが
実際に世の中に
出たのは伊勢氏が
亡くなって75年も
あとになります。

それだけ厳しい環境
の世の中だったん
ですね。

しかし伊勢貞丈氏が
命をかけて書物に
著し残してくれた
おかげで、その
ルーツや技法が
今日まで引き継いで
これた訳なんですね。

伊勢氏はたくさんの
書物を書いてます
が、他の誰も書物に
してなかったため、
贈答に関するものは
この1冊だけという、
本当に興味深い話しです。


もちろんその後は
大量に、数々の
書物が乱発と言われる
ほど出版される
ことになりますが…。

しかし
遥か室町時代
また江戸時代、
そして明治、大正
、昭和………
今やラッピングと
名前は変わっても
その精神は同じ
ように引き継がれ
ているように
思います。


また、包み結び
贈答文化とともに
和紙、水引、袱紗
風呂敷、折紙
色彩といったことも
もちろん、深く
関わっていることも
わかります。


包み結びの文化は
時代とともに
形を変えようとも
人々の暮らしの
中でしっかりと
息づいているん
ですね。

私達もさらに次の
世代に継承してい
けるよう、
もう一度しっかり
勉強してみませんか!


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